【無罪・一部無罪】 (2019年)器物損壊事件3件(2件につき無罪、1件につき完全責任能力を認めず心神耗弱に認定落ち)
概要
依頼者は、店舗内の商品等に火を付けたとする3件の器物損壊罪で起訴されました。
検察官は、いずれも完全責任能力が認められると主張していました。
弁護活動
依頼者(女性)は、被虐待歴がありPTSDの持病を有していましたが、捜査段階で実施された簡易鑑定ではその影響が正しく評価されていませんでした。弁護人は、PTSDの症例に詳しい精神科医を鑑定人としたうえで、改めて正式な鑑定を行うよう裁判所に請求し、これが認められました。弁護人は、鑑定を行った精神科医の証人尋問を請求し、精神の障害が本件に与えた影響を立証することとしました。
判決結果等
3件の事件のうち、2件について心神喪失を認めて無罪判決を言い渡しました。また、1件について心神耗弱による減刑を認め、依頼者は判決当日に釈放されました(検察官控訴無く確定)。