取扱業務 – 刑事事件service

千葉県千葉市の弁護士事務所 法律事務所シリウス > 相談事例 > 刑事事件 > 無罪等事例 > 【無罪・一部無罪】(2018年)公務執行妨害、器物損壊、覚醒剤取締法違反【自己使用】(全部無罪)

【無罪・一部無罪】(2018年)公務執行妨害、器物損壊、覚醒剤取締法違反【自己使用】(全部無罪)

概要

(控訴審から受任)依頼者は、警ら中の警察官数名から駐車場内で呼び止められたことに応じず、自動車に乗り込んで発車しようとしたところを警察官に止められた際、警察官を突き飛ばし、さらに逃走のためにパトカーを蹴って破損させたなどとして、公務執行妨害及び器物損壊の罪で起訴されました。また、逮捕後の尿検査で覚醒剤反応が出たとして、覚醒剤取締法違反でも起訴されました。

弁護活動

第一審で既に有罪判決が出されていた事案について、控訴審から受任しました。
受任後は、まず、犯行があったとされる状況が撮影された防犯カメラ動画を徹底的に精査しました。コマ送りにして確認するなどした結果、一審での有罪認定の根拠となった警察官の証言内容とは矛盾する内容が見受けられました。そこで、画像解析の専門家に依頼し、防犯カメラ動画の解析結果を証拠請求しました。
控訴趣意書では、防犯カメラ動画の解析結果を基に、依頼者から警察官への暴行が存在せず、実際には依頼者が警察官に取り押さえられていたことを主張し、公務執行妨害の事実は存在せず、器物損壊は、取り押さえる警察官から逃れるためのやむを得ない行為であったことを強調しました。また、尿検査の結果については、実際の嫌疑に基づかない逮捕後に実施されたものであるから、違法収集証拠である旨を主張しました。

判決結果等

弁護人の主張がすべて認められ、控訴審において、公務執行妨害の成立が否定され、器物損壊については正当防衛と認められました。覚醒剤取締法違反についても、違法収集証拠として尿検査の結果が証拠から排除されたため、3つの罪すべてを無罪として自判する判決が言い渡されました(検察官の上告無く確定)。