取扱業務 – 刑事事件service

学校の部活動中に暴力を振るい、怪我をさせたとして、起訴されました。

本件は、学校の部活動中に、依頼者が被害者を殴るなどして怪我をさせたとされた事件です。
弁護人は、学校の許可を得た上で、当時の部活動に参加していた人から事情を聞きましたが、依頼者が暴力を振るった等という出来事について見聞きした記憶はないとのことでした。そこで、裁判では、傷害事件がなかったことを示す部員のアンケート結果を提出したり、代表して何名かの部員に証言してもらいました。検察官は、被害者や被害者の証言を裏付ける証拠を提出してきましたが、弁護人から反対尋問を行い、記憶の曖昧さ等を法廷で明らかにしました。

判決では、無罪が言い渡されました。
判決日：千葉地方裁判所平成２８年３月２３日（ＬＬＩ／ＤＢ　判例秘書登載）
検察官控訴、高裁で差し戻し。差戻審で一部認定落ち判決となり罰金刑。