【告訴】遠隔地の警察と電話で交渉して速やかな告訴受理を勝ち得た事例
取扱事案
不同意性交等未遂の被害を受けたが、全く謝罪が得られないのでどうしたら良いかという御相談でした。
依頼者によれば、依頼者の知人でもあった犯人は「合意があった」旨の主張をして開き直り、全く謝罪しないとのことでした。
一方、依頼者の説明や提示された証拠書類を確認する限り明らかな不同意性交事案と評価できたので、その旨を依頼者に伝え、警察に告訴して犯人の厳罰を求めることを勧め、その方針で事件を受任しました。
受任の際、被害場所が遠隔地であったため警察官との円滑なやりとりができるか（仮に弁護士が遠隔地の警察署に出向くことになれば、依頼者に出張費用を請求しなければならないが、それは避けたかった。）、若干の不安要素はありましたが、告訴状と十分な疎明資料を準備し、管轄の警察署に電話をして比較的詳しい事案説明を行った上で、警察官の承諾を得て告訴状を郵送したところ、それから数日のうちに、警察から、告訴を受理した旨の連絡が入りました。
弁護士が遠隔地に出張しなければならない事態は、回避できたというわけです。
結果
その後，警察が在宅捜査を進めたところ、犯人から弁護士を通して謝罪と賠償をしたい旨の申込みがあり、交渉を重ねた末、この事件は依頼者が納得する形で解決できました。
なお、告訴や被害届について興味がある方は、当事務所ブログ「Ｑ被害届や告訴を受理してもらうためのコツはありますか」なども併せてご覧ください。
