取扱業務 – 刑事事件service

千葉県千葉市の弁護士事務所 法律事務所シリウス > 相談事例 > 刑事事件 > 【不起訴】殺人未遂被疑事件で不起訴処分となった事例

【不起訴】殺人未遂被疑事件で不起訴処分となった事例

取扱事案

 依頼者は、海外から来日した技能実習生として、水産物を加工する仕事に従事していたところ、作業中に口論となった同僚を、殺意を持って包丁で突き刺したとの嫌疑を受けて、殺人未遂罪で逮捕されました。

 依頼者は、口論の際に同僚から暴力を振るわれ、身を守る行為をしていた際に、意図せず包丁が刺さってしまったという説明をしていました。

 

結果

依頼者は釈放され、不起訴処分となりました。

 

ポイント

【弁護活動】

 本件は、裁判員裁判対象事件であり、当事務所の弁護士2名が、いずれも国選弁護人として選任されました。

 弁護人は、頻繁な接見を行い、殺意をもって同僚を突き刺したとの虚偽の自白調書を作成されないよう助言を続けました。

 また、弁護人は、本件の現場となった職場を訪問し、怪我をした同僚と面会をすることができました。面会に際して、同僚から事件当時の状況を聴取したところ、依頼者の語る内容と同様の状況であったとの説明を受けることができました。

 弁護人は、検察官に対して、聴取した同僚の説明内容や、依頼者の受け入れ先会社の代表者が今後も依頼者と同僚の受け入れを続けていく意向を有していること等を報告し、不起訴処分を求める意見書を提出しました。

 

 その結果、依頼者は釈放され、不起訴処分となりました。