【不起訴】薬物(大麻)密輸事件で逮捕・勾留されたが不起訴処分となった事例
取扱事案
依頼者は、約10年前に海外から大麻を密輸しようとした事件に関わっていたとの疑いで逮捕されました。依頼者にとっては身に覚えのない事件であり、かつ、あまりに昔のことで当時の状況を説明することも難しいという状況でした。
結果
不起訴(嫌疑不十分)
ポイント
担当弁護士は、逮捕された依頼者の親族から相談を受け、私選弁護人として受任しました。
弁護人は、依頼者に対して、不正確な記憶に基づいて説明するのではなく、被疑事実については全て黙秘権を行使することが適切であることを説明しました。
また、弁護人は、依頼者の家族や会社関係者などの協力を得て、依頼者が現在まで真面目に仕事をしており、犯罪と無縁な生活を送ってきたことを証拠化し、早期の釈放と不起訴処分を求める活動を行いました。
依頼者は、連日の取調べに対しても、黙秘権の行使を続けました。
その結果、依頼者は釈放され、その後、嫌疑不十分として不起訴処分となりました。