【執行猶予】被害者が死亡した交通事故(過失運転致死)での執行猶予
取扱事案
被告人が,普通乗用自動車を運転中,見晴らしのよい道路の前方を横切ろうとしていた被害者(歩行者)に気がつかず,車を衝突させてしまい,転倒して頭を打つなどした被害者は死亡しました。
結果
公判請求され,執行猶予付の判決となりました。
求刑は,禁錮1年4月で,判決は,禁錮1年4月・執行猶予3年でした。
ポイント
・被告人が平素から乱暴な運転をしていないことや重大な過失(赤信号無視や重大な速度超過)ではないことを立証しました。
・ご遺族に誠意をもって対応する決意等を法廷で述べてもらいました(任意保険には加入していましたが,示談等は未了の状況でした。)。
・前科・前歴がありませんでした。