企業向けのハラスメント防止研修の講師を担当しました
2023年11月
弁護士 菅 野 亮
企業向けの「ハラスメント防止研修」の講師を担当しました。
(本研修は、千葉県人権問題研修会支援事業に基づくものとなります。)
以前は、企業内のハラスメントとしては、セクハラ・パワハラが問題になることが多く、今ももちろんそのような問題はあります。しかし、現時点で、問題になるハラスメントは、多様化しており、深刻な人権侵害であるものから、そうでないものまで多岐にわたります。
SOGI(sexual orientation gender identity)ハラスメントなども近年よく問題になっています。配慮すべき人権は時代や価値観の変化にともなってアップデートする必要がありますし、職場における喫煙問題のように法律によって規制されることもあります(受動喫煙防止措置を定める健康増進法)。
他方、何でもかんでもハラスメントと主張する嫌がらせ(ハラスメント・ハラスメント)なども生じているとされています。
個人が尊重され、ハラスメントのない労働環境の下で、仕事ができることが企業の効率的運営にもつながります。
今後もこのような研修に関わっていければと思います。
『Q&A ハラスメントを巡る諸問題』(山梨弁護士会・2019年)で紹介されたものの一部。
・セクシャル・ハラスメント
・パワー・ハラスメント
・マタニティ・ハラスメント
・アカデミック・ハラスメント
・モラル・ハラスメント
・アルコール・ハラスメント
・ドクター・ハラスメント
・カスタマー・ハラスメント
・スモーク・ハラスメント
・コミュニティ・ハラスメント
・レイシャル・ハラスメント
・エアー・ハラスメント
・エイジ・ハラスメント
・家事ハラスメント
・スメル・ハラスメント
以上
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★