島根弁護士会で刑事弁護の研修の講師を担当しました
ブログ講演・書籍等
2022年7月
弁護士 菅 野 亮
島根弁護士会が主催する「量刑事件研修 基礎から学ぶ量刑事件のケースセオリー」と題する刑事弁護の研修の講師を、東京ディフェンダー法律事務所の赤木竜太郎弁護士と担当しました。
量刑事件とは、法律上の用語ではありませんが、有罪・無罪ではなく、公訴事実を認め、主に量刑が問題となる事件類型をイメージしています。
殺人事件などを例にしても、法定刑は、5年以上の有期懲役、無期懲役、死刑とかなり幅広く、実際の事件でも、酌量減軽されて懲役3年・執行猶予5年などという刑もあります。
そこで、適正・妥当な量刑判断を求める(弁護人としては、量刑を軽くする方向の事情はないか等に着目することが多いです。)弁護活動が重要なものとなります。
裁判員裁判をきっかけに、裁判所が、量刑検索システムを公開し、検察官及び弁護人にも使えるようにしたり、刑法学者等の量刑の考え方に関する論文も発表され、その議論は深化しています。
この研修が弁護活動する上で有益な情報となれば幸いです。
以上
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★