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イギリス・QLTS試験について①(全般)

2022.02.18ブログ

 この度、イギリスにおいて、Qualified Lawyers Transfer Scheme (QLTS)試験に合格いたしました。
 同試験は、イギリス以外の国において登録されて実務経験を有する弁護士が、イギリス(イングランド及びウエールズ)でのソリシタ資格を得るための試験であり、2010年から運用が開始されたものです。ただし、2023年以降は、SQEという別のソリシタ資格取得のスキームに統合される予定となっています。
QLTS試験は、第一段階のMCT(選択式筆記試験)と第二段階のOSCE(記述式筆記試験及び実技試験)に分かれており、大まかな枠組みは日本の司法試験と似ているといえます。ただし、イギリスでのソリシタ資格のための試験という性質上、当然ではありますが、イギリス国内法の知識及びその実務運用能力が問われることになります。また、受験者は英語圏での弁護士有資格者が多いと考えられ、英語圏以外の弁護士には、語学的なハンディキャップもあるといえます。
 QLTS試験の詳細については、次回以降のブログでご紹介したいと思います。

弁護士 中井淳一 https://japanese-lawyer.com/ 

★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★