虫本良和弁護士の論考が季刊刑事弁護(107号)に掲載されました
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2021年9月
弁護士 虫本良和
「季刊刑事弁護」(107号)に、論考が掲載されました。
この論考は、「検証刑事裁判」という連載企画第10回の執筆を担当したものです。
取り上げた事例は、防犯カメラに映っていた顔画像の鑑定(「顔貌鑑定」などと呼ばれています。)の信用性を認めて有罪判決を下した第一審判決(京都地裁令和2年7月31日判決)の判断について、誤りがあったとして控訴審(大阪高裁令和3年3月3日判決)が逆転無罪判決を言い渡したというものです。
画像鑑定は、近年用いられることが増えてきた比較的新しい捜査手法ですが、弁護人としては、最新の科学的証拠に関する知識や特性等についてもアップデートしていきながら、正しい事実認定が行われるよう日々の弁護活動を行っていく必要があることを示す事例であったと考えます。
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★