刑事事件におけるＤＮＡ型鑑定 ②捜査や裁判での利用
2020.04.08ブログ
ＤＮＡ鑑定は、人の細胞がある程度の分量あれば実施できるため、血液鑑定等と比べても、より微量な資料からでも行うことができます。さらに、近年の鑑定技術の向上によって、保存状態にもよりますが、かなり古い資料からでも鑑定できるようになっています。
そのような捜査機関にとっての利点があることから、ＤＮＡ型鑑定は、現在の刑事事件の捜査における主要な捜査方法の一つとなっており、科捜研で行われる全鑑定数の半数以上はＤＮＡ型鑑定が占めているとも言われています。実際の刑事裁判においても、例えば、凶器、事件現場の遺留物、性犯罪における体液など様々な資料についてのＤＮＡ型鑑定の結果が証拠として取調べられています。
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★
