東京高裁で、殺人事件について逆転無罪判決を得ました
2016.05.12ブログ
一審は有罪判決だった殺人事件の控訴審事件を担当し、無罪判決を得ました。
なお、一審は、別の弁護士が国選弁護人として担当し、有罪判決(懲役8年)となりましたが、当職がご家族の依頼を受け、控訴審から担当した事件です。
精神医学が問題となる事件だったため、複数の精神科医に相談し、一審では見過ごされていた重要な証拠を控訴審で請求するなどの弁護活動を行った事件です。依頼を受けてから約1年で逆転の無罪判決を得ることができました。
依頼者は、無事釈放され、今後、これまで抱えていた病気の治療に専念する予定です。
民事・刑事問わず、医学的知識が要求される事件は、弁護士にとっても簡単なものではありません。
当職も、学会のワークショップや医師との勉強会で得た知識や、普段からアドバイス等をいただける専門家から、本件に関するご助言をいただき、なんとか依頼者と家族の求める結果を得ることができました。
今後とも、様々な専門領域について知見を深め、適切で依頼者のために最も利益となる事件処理を目指したいと考えております。
菅野