季刊刑事弁護第80号『裁判員裁判における量刑と弁護活動』に菅野弁護士の参加の座談会と論文が掲載されました。
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季刊刑事弁護第80号『裁判員裁判における量刑と弁護活動』に菅野弁護士が関与した座談会と論文が掲載されました。
一つ目は「量刑評議を適正かつ充実したものにするために」という座談会です。現役の第一線の裁判官・検察官・弁護士が,裁判員裁判における量刑評議の現状と課題について意見を交換しました。この座談会は裁判員裁判において弁護人が把握しておかなければならない量刑評議の基本知識の他,精神障がいや被害者感情と量刑の関係など裁判員裁判における最新の問題についても議論がされています。また,量刑評議を見据えた公判前整理手続における整理の仕方や冒頭陳述のあり方についても議論がされており,今後の裁判員裁判をになう弁護士の皆様の参考になるものと思われます。
二つ目は「量刑評議のあり方と実務の現状」という論文です。これが司法研究及び模擬評議の分析をして裁判員裁判における量刑評議の現状を明らかにした論文です。裁判所が現在採用している量刑評議のあり方を正しく把握することは充実した弁護活動に必要不可欠であり,前記座談会と合わせて弁護士の皆様の参考になるものと思われます。
是非ご一読ください。
佐藤隆太