エクスターンシップ@シリウス.vol2
刑事弁護のスペシャリスト・市民が身近に感じることのできる存在の弁護士になるという目標を持つ私にとって、法律事務所シリウスにおけるエクスターンシップはとても有意義かつ刺激的なものとなりました。法科大学院では実務系の学修もしますが、具体的な実務のイメージはわきにくく、その点、エクスターンシップは法科大学院における理論と実務の架橋となる素晴らしい経験ともなりました。
10日間のエクスターンシップでは事件記録の閲覧をはじめ、保釈請求書の作成、非公開手続への同席など、通常では経験することのできない経験をさせていただきました。先生方とご一緒に法廷弁護技術研修にも参加させていただきました。そこでは、主尋問・反対尋問・物の呈示・冒頭陳述・最終弁論それぞれにつき講義をしていただき、その上で事例を題材に弁護士の先生方とともに実演をさせていただきました。弁護士の先生方の前での実演ということもあり、非常に緊張しましたが、何とか実演することができました。やってみて、そこから何かを学ぶことが大切であるということを実感しました。菅野先生はじめ、刑事弁護のスペシャリストである弁護士の先生に非常に貴重な講評をいただくことができ幸せに思います。
エクスターンシップの期間中は昼食時や夕食時に限らず、常に先生・事務員の皆様が温かく接してくださったので、エクスターンシップの時点で学修上疑問に思うこと・実務について疑問に思うことを全てお伺いすることができました。事務所にある実務関連の文献を読ませていただくこともさせていただき、倒産法等興味のある法分野のフィールドがさらに広がりました。
シリウスの先生は皆様事件の一つ一つに熱心に取り組み、会議や研修にも積極的に参加されていました。常に学ぶ姿勢を忘れない先生方の姿を見て、弁護士を志す学生である自分はもっと努力をしなければならないと強く思いました。弁護士になり、お世話になった先生方にお会いすることができるよう、一生懸命日々の学修に取り組みます。
菅野先生、中井先生、法律事務所シリウスの皆様、ありがとうございました。
早稲田大学大学院法務研究科 吉田