新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2010年1月7日 事務所 一同
登山家の George Herbert Leigh Malloryは,山に登る理由と問われ,「Because it is there.」(そこに山があるからだ。)と言ったとされています。
今年も,タフな対応が要求される倒産関連業務に加え,多くの裁判員裁判を担当することになります。Tibet側から,チョモランマを見つつ5000m地点で空気の薄さと頭痛にめげていた自分が言うのも何ですが,Malloryのように,信念をもって(登山家としてではなく。),法律家として高い山に挑みつづけたいと思っております。
菅野
昨年から日弁連が設置した高齢社会対策本部の一員として,高齢者の人権擁護のための取組みを行っております。
昨年末には鳥取で高齢者専門の相談窓口を設置するモデル事業が始まりました。このモデル事業を踏まえて全国展開することが検討されており,今年は同本部の活動がますます活発化していくと思います。
高齢者の人権擁護に少しでも助力できるよう,同本部の活動を通じて,また一人の弁護士として,今年もがんばっていきたいと思います。
濟木
昨年を振り返ると,業務に占める刑事弁護活動の割合が一段と増加したように思います。
私自身,初めてとなる裁判員裁判の弁護活動も担当しました。裁判員裁判に向けて一昨年からトレーニングを積んできて,裁判でも一定の成果は感じられたものの,活動に改善の余地は多々あるとも感じました。現在も複数の裁判員裁判対象事件の弁護を担当しています。引き続き,弁護人としてのスキルアップを図っていきたいと思います。
また,交通事故による損害賠償請求事件の取扱件数も増加しており,こちらも過失割合の研究や医学的知識の吸収などをテーマに研鑽を重ねたいと思います。
加藤
昨年は,何も分からず手探りで突き進んだ1年間でした。
様々な経験を経て,今,ようやく弁護士としてスタートラインに立てたように感じています。
今年は,複数の裁判員裁判を担当することになり,ハードな事件も増えそうです。そんな中でも,大きい事件,小さい事件を問わず,1件1件手を抜くことなく,依頼者の方の信頼を得られるような仕事をしていきたいです。
中井
罪を犯した者をいかに更生させるか,刑事司法に関わる者は真剣に取り組む必要があります。まだ,駆け出しの弁護士ですが,「更生」について,弁護士に何ができるか,実践の中で取り組んで行きたいと考えています。社会資源を結びつけるコーディネーターとしての弁護士像を自分なりに探りたいと思います。
遠藤