新人研修で学んだこと
2024年12月
新人事務局
先日、刑事事件に関する新人研修を受けました。
被疑者・被告人といった用語や検察官や裁判官の役割、勾留期間、さらに起訴から判決までのプロセスがどのように進むかなど、事務局として知っておくべき基礎がぎっしり詰まっていました。
中でも印象に残ったことは、裁判における証拠の取り扱いについての注意点です。
裁判における証拠は、裁判所に事前に提出をしてはいけません。裁判官が公正な審判をできるよう、法律で決められた手続を経て裁判に提出しなければなりません。それまでの間、証拠は弁護士が管理し、事務局は検察官にコピーを提出したり、関連書類を整えたりします。この過程の中で、ミスが許されないという緊張感を改めて感じました。
また、証拠の取り扱いだけでなく、保釈請求や保釈決定後の対応、国選弁護人と私選弁護人の違い、書類の作成や提出期限など法律事務所の事務が多岐にわたることを学びました。
細かな業務一つ一つが、裁判をスムーズに進め、依頼者の信頼感にもつながる大事な要素であることも学びました。
今回の研修を通じて、事務局の業務が弁護士の業務を支える大事な役割を担っていると実感し、証拠や書類の管理など地道な業務を通じて法律の現場を支えていきたいと思いました。
まだまだ覚えることは山積みですが、一歩ずつ経験を積んで、頼れる事務局員となれるよう頑張りたいと思います。
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★