「自由と正義」に論文が掲載されました。
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当事務所の菅野亮弁護士の論文が,「自由と正義」Vol.61に
掲載されました。
「自由と正義」というのは,日本弁護士連合会が発行している雑誌です。登録しているすべての弁護士に配布されており,弁護士業界ではメジャーな存在です。
一応,一般にも販売されており,1冊1000円という値段がついています。
論文のタイトルは,「公判前整理手続における鑑定」です。
鑑定の中でも,主として,精神鑑定の問題を取り上げています。
精神鑑定は,刑事裁判では,責任能力という概念に結びつくのですが,この分野は,精神医療に関する深い知識が求められるため,多くの弁護士にとっては苦手分野であると思われます。
また,精神鑑定が問題になるような事案では,通常の刑事事件とはまったく異なる側面からの配慮も必要になります。
こういった点を踏まえ,論文では,裁判員裁判対象事件において鑑定が実際に行われ,あるいは行われるべきと考えられる場合に,弁護人としてどのような活動が求められるのか,わかりやすく説明されています。
僕のような経験の浅い弁護士が精神鑑定の関係する刑事事件を担当することになったときに,すぐに使えるありがたい論文です。
是非,ご一読を。
報告者 中井