事務職員研修~民事訴訟編を受けました
新人事務職員
当事務所の菅野弁護士による研修第2弾~民事訴訟編を受講させていただきました。
1.事務所での講義
単純な事例による解説。
AがBに100万円を貸したが返してもらえない、Aはどうする?
↓
AがBに対して支払を求める交渉
↓ (交渉決裂)
裁判所に訴えを提起する
↓
判決(裁判所の判断)を求める/できれば合意して和解
↓ (それでも払ってもらえない)
強制執行
この事例の中で訴え提起前後の弁護士・法律事務所職員との関わりについて、
・勝訴判決後に返してもらう貸金を確保する為に行う暫定的処分
→保全処分(仮差押・仮処分)
・民事裁判の一般的流れ
・訴えを提起する場合に必要な書類の取得について
・訴状作成、提出の際の注意点
等について、事件に応じた様々な手段を使う理由、注意すべきポイント、事件により合理的順番で訴訟の準備をできること等をかみ砕いた言葉で説明していただきました。
2.裁判の傍聴
菅野弁護士が尋問を行う裁判の傍聴。
「開廷中」の緑のランプが開始5分前に点灯し、法廷に入れました。
実際に裁判が始まるまでは、法廷は紙をめくる音が響くほど静かで緊張した空間でした。
裁判が始まってからのさらなる緊張感、
証人等の署名や宣誓、証拠を指し示しながらの尋問
1時間ほどで終わりましたが、濃い時間でした。
実際の事件は複雑で初めて聞く用語も多くありました。
感想
事務所での講義で民事訴訟の流れがなんとなく理解できていたような気になっていましたが、まだまだ理解を深めていかなくてはいけないと実感できました。
ミスのない適切な業務を行える法律事務職員を目指して勤務したいと思いました。
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★