【DV・早期釈放・不起訴】DV事案で早期釈放と不起訴を得た事例
取扱事案
依頼者は、中学生の息子がしつけに従わないことに腹を立て、手元にあった小物を投げつけたところ、打ちどころが悪くて息子が二針縫う怪我をしてしまいました。
そこで慌てて救急車を呼んだところ警察にも連絡が行き、依頼者は、駆け付けた警察官に傷害罪で現行犯逮捕されてしまいました。
一方,息子を含めた依頼者の家族は、依頼者の逮捕や処罰は全く望んでおらず、むしろ依頼者の早期釈放を願って、どうにかならないかと相談に来られました。
結果
事件送致を受けた担当検事は、依頼者を勾留することなく釈放し、約二週間後に不起訴としました。
ポイント
・直ちに息子や家族の嘆願書と、勾留請求しないことを求める弁護人の意見書を作成した上,担当検事に届けて、勾留請求をしないように求めました。
・その際には、依頼者が犯罪とは無縁の会社員であり、勾留により身柄拘束が長引けば失職の危険が高く、そうなった場合、被害者である息子を含めた家族が路頭に迷うことなどを伝えて、強く釈放を求めました。
・釈放後、依頼者、その妻及び息子と面談を重ね、事件の再発を防止するための方策を具体的に考えていただいた上、その内容を書面にして担当検事に報告し、早期の不起訴を求めました。