知り合いにそそのかされて持続化給付金をだまし取ってしまいました。自首しようと思うのですが，逮捕される危険はありますか？
実際に逮捕されるかどうかは，事案の内容によって異なります。
しかし，自首後の警察捜査に適切に対応することで，逮捕を回避できる可能性はあります。
まずは，法律事務所シリウスの弁護士に，お気軽に御相談ください。
以下，少し詳しく書きます。
１ 持続化給付金は個人事業者として申請した場合であっても１００万円の給付金が支給される制度ですから，持続化給付金詐欺の場合，たとえ１件であっても，被害額は最低１００万円になってしまいます。
詐欺の被害額としては，決して少ない金額ではなく，残念ながら，逮捕されても不思議ではありません。
２ とは言え，実際に逮捕されるかどうかの見通しは，個々の事案の内容にもよります。
例えば，主犯者の口車に乗せられ半ば騙されて加担してしまったような事案であれば，逮捕の危険はそれほどでもないと言えます。
一方，主犯者であると認定されてしまう危険がある場合には，逮捕の危険は高まると言えます。そのような場合には，証拠関係等を詳細にヒアリングさせていただいた上，事実関係を争うことで身を守ることを助言させていただくこともあり得ます。
そのため，まずは，丁寧なヒアリングをさせていただいた上で，専門家の観点から，逮捕されるかどうかについての的確な見通しをお伝えし，身を守るためには何をしたら良いのかについての助言を差し上げることとなります。
３ その上で，自首が得策と判断できた場合ですが，自首をすること自体で，警察の捜査に協力する態度を示したことになりますので，それをやらないよりは，逮捕を回避できる期待は高まります。
さらに，その際，事案に応じた適切な内容の上申書等を警察に提出することができれば，証拠隠滅や逃走のおそれはないと判断されて逮捕を回避できることが，更に期待できることになります。
なお，警察に提出することが想定される代表的な上申書等は，次の①から③に挙げたようなものですが，ほかにも個別事案に応じた必要書類を準備することになります。
① 詐欺であることを認める上申書
② 詐欺行為に関連する証拠資料
③ 警察等に出頭させることを約束する家族等の上申書
４ 法律事務所シリウスでは，経験豊かな弁護士が，このような御相談にいつでも対応し，的確な助言や業務を提供させていただいております。
どうぞお気軽に御相談ください。
２０２１年５月１日
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★
