弁護士の先生はどのように精神医学を勉強しているのでしょうか。
よくあるご質問刑事事件
裁判官や検察官は,鑑定書を読んだり,鑑定人と話をしたりする機会が一般の弁護士よりも多く,弁護士よりも,知識が豊富なことも多いです。
私自身は,司法精神医学会に所属して,学会やワークショップに出たり,日弁連刑事弁護センター・責任能力PTに所属している関係で,精神科医の先生方と意見交換したり(日弁連と司法精神医学会では定期的に意見交換会を開催しています。),論文等を読む機会はありますが,多くの弁護士にとっては,精神科医の先生に相談すること自体が難しいと聞くことが多いです。
今後,精神科医やその他の専門家との連携が必要になる事件も多くなると思います。弁護士が正確な知識を持つことも大事ですが,信頼できる専門家とのネットワーク作りも大切だと感じています。
2021年3月5日
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★