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「SBS(揺さぶられっこ症候群)」とは?(SBS①)

2020.06.25ブログ

2020年6月25日 

弁護士 虫 本 良 和

新聞やテレビ・インターネットの報道などで、生後間もない赤ちゃんを揺さぶって虐待をしたとして、子供の家族(両親や祖父母など)が逮捕されたというニュースを目にした際、「揺さぶられっ子症候群」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

「揺さぶられっ子症候群」(「乳幼児揺さぶられ症候群」)は英語名の「Shaken Baby Syndrome」の頭文字をとってSBSと呼称されることがあります。(「虐待性頭部外傷」の英語名「Abusive Head Trauma」の略でAHTと呼称されることもあるようです。)

当然ながら、虐待は許されません。子供の安全を確保することは極めて重要です。しかし、SBSが疑われる傷害事件(或いは傷害致死事件)が発生したとき、実際には行っていないにも拘わらず、わが子(孫)を虐待した加害者であると決めつけられ、逮捕されたり、裁判の結果有罪判決を受けてしまうということは決して少なくありません。

SBSは、えん罪を生む危険性が高いといえます。

(詳細は「SBS検証プロジェクト」のサイトにも掲載されています。)

https://shakenbaby-review.com/aboutsbs.html

 

★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★